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"Everyone's a little bit racist"
 Music and Lyrics by Robert Lopez and Jeff Marx

「あなたも私もちょっと差別主義者」


 ある意味日本人にもっともウケが悪いのは、この曲じゃないかな。他の曲に劣らずポップな曲なんだけど、文化的な背景がわからないと笑えない。

Kate Monster:
No, Jesus was white.

Gary Coleman:
No, I'm pretty sure that Jesus was black-

Princeton:
Guys, guys...Jesus was Jewish!
ケイト・モンスター:
エイスは白人

ゲイリー・コールマン:
いえ、これは間違いない、イエスは黒人

プリンストン:
みんな・・・彼はユダヤ人!

(大爆笑)というト書きが入るとこなんだろうけど、笑えませんねえ。きっとユダヤジョークを聞きつけてると笑えるんだろうな。

Highlights


Christmas Eve:
You take out lecycuraburs!

Princeton:
What's that mean?

Brian:
Um, recyclables.
Hey, don't laugh at her!
How many languages do you speak?
クリスマス・イブ:
リサイカブルズ出してって!

プリンストン:
何だって?

ブライアン:
ああ、リサイカブルズ(資源ゴミ)
彼女を笑うな!
おまえら何ヶ国語話せるんだ?

 日本人には耳が痛いところ。日本語で表記すると、どちらもリサイカブルズとしか書けないし。でも安心して下さい。ちゃんとブライアンが怒ってくれてます。もっともブライアンも、自分が差別主義者ではないことを強調したかったのか、Oriental(東洋的)と言ってしまい、クリスマス・イブに怒られてるけど。


Christmas Eve:
And I'm always in taxi-cab
With driver who no shower!
クリスマス・イブ:
そして私がのるタクシーはいつも
シャワーを浴びない運転手ばかり

 言葉が不自由なことが多い移民一世が、ホワイトカラーにつくことの出来るケースはまれで、多くはbusboy(皿洗い)等の単純労働からはじめ、タクシーの運転者などにステップアップする。クリスマス・イブが言うように、習慣の違いから体臭がきつい者も多くいるでしょう。でも彼らは肌の色で客を乗せるかどうか決めたりしません。ただ、その彼らでさえもが、ゲイリーが手を上げてタクシーを呼んでも、トラブルをおそれてか誰も乗せてくれない、と怒っているのです。